Q3: ピアノはレッスンに通うだけで家で練習しないと弾けるようにならないの?

A3:

初期のレッスンでは読譜力を付けることが重要になります。

理屈で楽譜を理解できる大人の方と違い、子どもさんの場合は楽譜は「考えながら」読むのではなく、見て「反射的に」弾けるようにしていきます。

そのために、レッスンだけではなく家でも楽譜に親しむ練習が必要になります。

ピアノを演奏するには楽譜からとてもたくさんの情報を一度に読み取り、反射的に判断して行動に移すことが必要になります。


具体的には、
  ・音高(音の高さ。つまりドレミ)
  ・音価(音の長さ。リズム)
  ・指使い(どの指で弾くか)
が最低限必要な情報。(さらに音量や速度、そして音楽的表現のためのバランス、音質、アーティキュレーション、速度変化、構成などさまざまな情報が楽譜には含まれます。)

音符は「数えて読む」のではなく、「模様として反射的に読む」ものなのです。 それができないとだんだん進度が進んできて楽譜が少し複雑になってくるとイヤになっちゃうんですよねピアノが。1曲弾けるようになるまでにすごく時間がかかっちゃう。
だからこそ最初にちゃんと読譜力を付けることは、後々ピアノを 楽しんでいくために非常に重要なことなのです。教えていてつくづく実感します。

逆に言うと、最初に読譜力さえ付けてしまえば、中学生くらいになって 学校・部活・塾であまり練習する時間が取れなくなっても 楽譜を見て割とすぐ弾けるのでけっこう楽しく続けられるのです。

そしてもう1つの理由はテクニック(技術的、また音楽表現のための)をつけるには、やはり積み重ねが必要です
スポーツでもなんでも同じですね。


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